WindowsからのPicoデバッグ

PC ⇔ Picoprobe ⇔ Pico 配線

PC ⇔ Picoprobe ⇔ Picoを配線します。

さきほどの「pico-examples入手とビルド」でビルドが成功しているならSWD経由で書き込むことができます。

今回はblink.elf(Lチカ)を書き込んでみます。

MSYS2(“MSYS2 64bit”→”MSYS2 MinGW 64 bit”)を起動して、以下のコマンドで書き込みます。

これで右側のpicoのLEDが点滅します。

VSCodeインストール、環境を整えてpicoデバッガー完成

Visual Studio Codeをダウンロードしてインストールします。

必要な拡張機能をインストールします。

VSCodeでデバッグを行うために設定ファイルを用意します。

pico-examplesフォルダー直下に”.vscode”フォルダーを用意してそこに”pico-examples\ide\vscode”フォルダー内の”launch-remote-openocd.json”を”launch.json”にリネームしてコピー、同様に”settings.json”をコピーします。

コピーした”launch.json”の一部を変更します。

“gdbTarget”の”your-openocd”を”localhost”に、”gdbPath”にフルパスを入れます。

VSCode起動、デバッガースタート

準備が整ったので、VSCode、デバッガーを起動していきます。

まずpicoprobeとPCをUSB接続します。

次にOpenOCDを起動します。 MSYS2を起動して(“MSYS2 64bit” →”MSYS2 MinGW 64 bit”)、今度は構成オプション付きでOpenOCDを起動します。

ですが、私の環境では”segmentation error”になります。ネットで調べるとlibusb-1.0.dllが1.0.24だとエラーするようなので1.0.23をダウンロードして”c:\msys64\mingw64\bin\libusb-1.0.dll”と入れ替えます。

OpenOCD start with settings
OpenOCDスタート(構成オプション付き)

そしてVSCodeを起動しますが、スタートメニューから起動するとビルドでエラーするので “Build Tools for Visual Studio 2019″(“Visual Studio 2019″→”Developer Command Prompt for VS 2019”)を起動してコマンドプロンプトに”code”と入力して起動します。

VSCodeはデフォルトではCmake Generatorに”ninja”を使ってしまうため、左下の”歯車マーク”→”設定”→”拡張機能”→”CMake Tools configuration”で「Cmake: Generator」に”NMake Makefiles”と設定します。またpico-sdkにPathを通すために「Cmake: Configure Enviromnet」に「項目」”PICO_SDK_PATH”、「値」”..\..\pico-sdk”を追加します。

CMake Generator

そして「ファイル」→「フォルダーを開く…」で”pico-examples”フォルダーを選択します。そして左側の三角形に虫のアイコン、「実行とデバッグ」(Ctrl+Shift+D)を選択すると左上に緑の三角形と「Pico Debug」というドロップダウンリストがあらわれます。

Pico Debug Ready
Pico Debug Ready

この緑の三角形を押すとデバッガーと接続してデバッグできるようになります。

VSCode Debugger start
VSCode Debugger start

終わり

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